2011年7月18日月曜日

2011年、国際アマチュア・ピアノ・コンクール(1)

7/2、7/3に行われた予選の記録メモです。twitterに載せたのをまとめて見ました!

国際アマコン:シニア部門曲目リスト→

1.ベートーヴェン:ソナタop.27-2 1st.mov
2.ラヴェル:亡き王女のパバーヌ
3.ドビュッシー:夢
4.ショパン:ワルツ14番 ホ短調(遺作)
5.リスト:エステ荘の噴水
6.フォーレ:即興曲op.34
7.ベートーヴェン:ソナタop.110 1st.mov(最優秀受賞者)
8.ブラームス:間奏曲op.118-2
9.ベートーヴェン:ソナタop.31-2 1st.mov
10.ベートーヴェン:ソナタop.31-2 3rd.mov
11.ショパン:ワルツop.69-1
12.ブラームス:間奏曲op.117-2+op.119-3
13.ブラームス:間奏曲op.118-2
14.シューベルト:即興曲op.90-3
15.フォーレ:ノクチュルヌop.33-2

以上が55歳以上の高齢者部門で演奏された曲目です。今年は比較的レベルが高かったですね〜…。最優秀受賞者は7/31のアマコン本選会で、演奏を披露します。

A.B部門の感想とアタクシの自己採点(5段階評価)

国際アマコンB部門:1.スクリャービン:幻想曲op.28→堂々たる自信度伺える演奏。気になるのはクレシエンド、デクレシエンドの変化に乏しい。指番号や鍵盤で捕らえてる奏法に思う…★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:2.ヤナーチェク:霧の中で「プレスト」→フレーズの歌がやや変化(音色が)乏しい印象。やはり、指番号や鍵盤の形で捕らえた演奏にも思う…★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:3.ショパン:舟歌op.60→完全に指番号と鍵盤形で捕らえた演奏だと思う。フレーズのcrese.やdim.が感じられず、機能和声のデリケートさ、が感じられない…★★

国際アマコンB部門:4.J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV903「フーガ」→完全にフーガの意味が感じられない。指番号と鍵盤で捕らえた完全な練習曲モード。もはやの言葉も無い…★

国際アマコンB部門:5.ブラームス:ソナタop.5 1st.mov→やはり指番号と鍵盤で掴んだ演奏。フレーズが生きて来ない。倍音効果の配分すら感じられず、和声機能が全く感じられない…★★

国際アマコンB部門:6.C.M.ツィーラー:ワルツ「謝肉祭の子供達」op.382→臭いワルツではあるが、ある意味凄く安心感のある、自然な音楽とも言える…★★★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:7.シューマン:ソナタop.11 1st.mov→非常にロマンティックな歌が印象的。ただフレーズの開始や語尾がややはっきりしない場面もある…★★★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:8.プロコフィエフ:ソナタop.28→若さ故に可能な勢いがあり面白い。ペダルも少な目に取りながらも細かいフレーズを出す工夫もあったが、開始と語尾がやや甘くなる箇所も…★★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:1.2.6.7.8は予選通過。9〜16は、アタクシは都合により聴けず。14.15.16も予選通過。


聴けなかった
国際アマコンB部門の曲目リスト:

9.ショパン:ワルツop.69-1
10.ショパン:練習曲op.25-1+ワルツop.64-2
11.スクリャービン:前奏曲op.13-1.2.3.6
12.ベートーヴェン:ソナタop.31-2 3rd.mov
13.ショパン:幻想曲op.49
14.ショパン:前奏曲op.28-1〜4
15.ブラームス:間奏曲op.118-6
16.リスト:波を渡るパオラの聖フランシス

、が演奏されました。

国際アマコンB部門:17.ベートーヴェン:ソナタop.109 1st.mov→どちらかと言えば指番号と鍵盤で掴む奏法に見える。crese.やdim.が感じられず、きっちり捕らえる演奏…★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:18.シューマン:幻想曲op.17 1st.mov→フレーズがやや平坦に感じられる。歌はあるのだが。やはり指番号で捕らえる演奏に見える→★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:19.モーツァルト:ソナタKV.283 1st.2nd.mov→少し線の太い印象、最後まで意志の強い音楽。デリケートな面がやや欠けますが楽曲の理解度が強い演奏…★★★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:20.ショパン:スケルツォop.31→やはり指番号と鍵盤で掴む奏法。フレーズ感や和声機能の変化に乏しい…★★

国際アマコンB部門:21.モーツァルト:ソナタKV.330 1st.mov→線の細い演奏。和声機能のデリケートさに不足。やはり、指番号と鍵盤で掴む奏法に思える…★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:22.ラフマニノフ:前奏曲op.3-2→完全に譜読みの間違い(#、ナチュラル記号)の演奏。機能和声として、もはや救いも無く、三連符の和音ブロックは機関銃…★

国際アマコンB部門:23.ドビュッシー:舞曲→ペダルが掛け過ぎる点が気になった。指番号と鍵盤で掴む奏法に見える。中間からテンポが落ちてしまったのも気になった…★★★

国際アマコンB部門:24.シューベルト:即興曲op.90-2→完全に指番号と鍵盤で掴む演奏。フレーズ感が感じられず、一種、棒引きな印象が拭えなかった…★★

国際アマコンB部門:25.プロコフィエフ:ロミジュリop.75「別れの前のロミジュリ」→雰囲気が一瞬あるのだが、集中力が無い。やはり、指番号と鍵盤で掴む奏法に見える…★

国際アマコンB部門:26.J.S.バッハ:幻想曲とフーガBWV904→ハッキリしてはいるが、やや機能和声の美しさを伝える点が平坦な場面もある。指番号と鍵盤で掴む奏法に見えるかも…★★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:27.ドビュッシー:水の反映→全音階に対する和声機能感覚がややそぐわない。譜読みが違う箇所、ペダルのセンスにも問題が有り…★★(予選通過)

国際アマコンB部門:28.リスト:ハンガリー狂詩曲第11番→非常にドラマティックな内容を持っていて、遊びの部分を伝えた演奏だと思いました…★★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:29.J.S.バッハ:平均律I-5番+ショパン:練習曲op.10-1→指番号と鍵盤で掴む奏法。フレーズ感や機能和声の処理、生きた音楽が表に出なく残念…★★

国際アマコンB部門:30.モーツァルト:ソナタKV.570 1st.mov→機能和声に対してのペダルの使い方がそぐわない。指番号と鍵盤で掴む奏法にも思えた…★★

国際アマコンB部門:31.リスト:スペイン狂詩曲→丁寧な演奏だが、集中力に欠けた。背後ある音楽が聞こえて来なかったのも残念。指番号と鍵盤で掴む奏法にも感じた…★★★

国際アマコンB部門:32.ショパン:バラードop.52→全体的に平坦な音色。電気ピアノで練習しているような感覚。やはり指番号と鍵盤で掴む奏法にも思った…★★★

国際アマコンB部門:33.ドビュッシー:雨の庭→最初からペダルを掛けるため重い。まるで東京の梅雨のような印象。やはり指番号と鍵盤を掴む奏法に思える…★★

国際アマコンB部門:34.プーランク:3つのノヴェレッテより3番→全体的なペダルが深く踏み入れすぎな部分と、フレーズの明確さ、和声感の方向性がハッキリしていない…★★★

国際アマコンB部門:35.ブラームス:間奏曲op.116-6+スクリャービン:前奏曲op.11-14→演奏効果も素晴らしく、抒情性に豊み、ピアノの美を伝える演奏…★★★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:36.シューマン=リスト編:献呈→旋律を大事に意識した演奏だと思いましたが、打鍵がやや弱い印象が気になりました…★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:37.ベルク:ソナタop.1→譜読み間違いもあるのですが、意欲は高く評価してもいいでしょう。ただ、細かい指示ははみ出ない方が無難です…★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:38.スクリャービン:2つの詩曲op.32→ペダルの踏み方が雑なために音色の変化が乏しい(ハーフペダル無し)。指番号と鍵盤で掴む奏法にも見えます…★★★★(予選通過)

国際アマコンB部門:39.ショパン:バラードop.23→機能和声のデリケートな感覚不足。フレーズ感が生きてない。集中力も問題。やはり、指番号と鍵盤で掴む奏法…★★

国際アマコンB部門:40.シューベルト=リスト編:水車屋と小川→欲を言えば大胆な音色の変化に乏しい。歌はあるのだがフレーズ感や陰が薄い。転調への意識不足も…★★★(予選通過)

国際アマコンA部門:1〜15までは、アタクシは都合により聴けませんでした…

国際アマコンA部門:1〜15の曲目リストは

1.カバレフスキー:ソナタop.46 3rd.mov
2.シューマン:プレスト(遺作)
3.リスト:森のささやき
4.ブラームス:2つのラプソディop.79
5.ムソルグスキー:展覧会の絵「プロムナード5,リモージュの市場,カタコンブ」
6.スカルラッティ:ソナタL.241&345+スクリャービン:ソナタop.68「黒ミサ」
7.水の戯れ
8.出場免除
9.シンディング:春のさざめき
10.プロコフィエフ:ソナタop.28
11.ベートーヴェン:ソナタop.31-1 1st.mov
12.ショパン:エチュード「革命」
13.出場免除
14.リスト:森のささやき
15.プロコフィエフ:ソナタop.82 4rd.mov

国際アマコンA部門:1〜15の予選通過者は、1.2.3.6.7.8.13.14.15。

国際アマコンA部門:16.ショパン:ノクターンop.62-2→晩年のショパンらしかが微塵も無く、完全に指番号と鍵盤を掴む奏法で、和声の移り変わりも感じられず…★★★(予選通過)

国際アマコンA部門:17.グラナドス:演奏会用アレグロ→華やかな音色の持ち主ではあるけど、丁寧さにはやや欠ける演奏。弱音が神経が届いていない…★★★(予選通過)

国際アマコンA部門:18.昨年の本選出場者は、1次予選は免除されている。2次予選は、J.S.バッハ:平均律II-5番(前奏曲のみ)+ラフマニノフ:ソナタop.36 1st.movが予定

国際アマコンA部門:19.グラナドス:演奏会用アレグロ→丁寧なパッセージが印象的。一音一音の単線律を歌う時のイマージネーションが惜しい。やや音色は抜けない印象→★★★★(予選通過)

国際アマコンA部門:20.プーランク:3つの小品「トッカータ」+即興曲15番「ピアフ」→音色的にやや地味だが、確かな技術を披露。トッカータはややテンポが違ったが。→★★★★★(予選通過)

国際アマコンA部門:21.シューマン=リスト編:献呈→きれいにまとめてはいるものの、印象度が薄い。曲の最後が集中力が欠けたのが惜しい…★★(予選通過)

国際アマコンA部門:22.ショパン:マズルカop.59-1→出だしのテーマがむやむやになったのが惜しい。やはり、アクのあるリズムやアクセントを音に出してこないと訴える音楽が弱い…★★(予選通過)

国際アマコンA部門:23.昨年の本選出場者は、1次予選は免除されている。2次予選は、J.S.バッハ:平均律II-14番(前奏曲のみ)+モンポウ:前奏曲7番,内なる印象「悲しい鳥」を予定

国際アマコンA部門:24.リスト:小人の踊り→最初の装飾音が違った形で入ってしまったのと、曲の持つウィットな部分が感じられず。やはり、指番号と鍵盤で掴む奏法…★★

国際アマコンA部門:25.ベートーヴェン:ソナタop.31-3 4rd.mov→やや音色がすっきりしない。音楽の面白みを理解してるかどうかは疑問。悩みの壁になってるのかも…★★★★

国際アマコンA部門:26.ラヴェル:水の戯れ→音色はきれいだが持続が難しく、そのままsecな感覚でポキポキ感が無いまま集中力に欠けた。強い個性を求む…★★

国際アマコンA部門:27.シューマン:アラベスクop.18→全体的に変化に乏しい印象でも安定感はあった方。やはり指番号と鍵盤を掴む奏法に見えた…★★★(予選通過)

国際アマコンA部門:28.アルベニス:イベリアI「エル・プエルト」→安定感があったが、内声に絡んだ響きを完全に拭い去っていない。もっと技術的に響きがすっきりするはず…★★★★★(予選通過)

国際アマコンA部門:29.昨年の本選出場者は、1次予選は免除されている。2次予選は、J.S.バッハ:パルティータBWV828「アリア,サラバンド」+プロコフィエフ:束の間の幻影op.22-10が予定

国際アマコンA部門:30.ドビュッシー:月の光→無難にはこなした演奏。最初の三度の響きがやはり腰が無い。やはり、指番号と鍵盤を掴む奏法に見える…★★★

国際アマコンA部門:31.プーランク:2つの間奏曲→やや力で持っていく演奏だが、技術はあるので楽しめる。ただウィットな部分(エスプリな)は感じられず…★★★★(予選通過)

国際アマコンA部門:32.ショパン:ソナタop.58 4rd.mov→捕らえた方が全くおかど違い。細かいパッセージに拘る。完全に指番号と鍵盤を掴む奏法の最悪なシナリオ…★

→(2)へ続く…

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