2011年8月29日月曜日

第35回PTNAコンペティション全国決勝大会(グランミューズ部門)その1

【PR】すまいるエフエム76.7MHz

9/3(毎週土)19時〜スタート

『魔法のランプとキタローのわがままパラダイス』

URL(http://fm767.net/
http://www.simulradio.jp/)(WMP対応のみ)

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2011年8月21日(日曜日)

曇り、雨の空の中での開催となりました〜…

アタクシもam9:30開場、am10時開演のために、、、

地下鉄東西線→日本橋乗り換え→銀座線で銀座駅へ…

銀座・王子ホールで行われました…

銀座4丁目交差点の三越の裏にあるホールで、

やはり、このホール(写真*1*2)で聴くのは、このPTNAグランミューズ部門全国決勝大会のみで聴かないホールで、

一度もコンサートで聴いた事が無いホールです(笑)

まぁ、最近はアタクシも、殆どコンサートに行く事は無いので、、、(笑)

でわ、グランミューズ部門を、お客様側から聴いた印象をまとめて…(笑)

□B2カテゴリー
(40歳以上で、音楽教育を専門に受けていない者、一般者のみ)

■ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集op.2(全曲)

1曲目『年老いた牛飼いの踊り』→非常に軽快に、またクリアーなピアニズムをアピールしていたのも良かったと思いました。和音の響きが潰れがちに成りやすいのを、また、拍が崩れやすいのを持ちこたえたと思います。

2曲目『優雅な乙女の踊り』→余り余興(コブシ周りのような)を付けない歌い方と、響きにメリハリを付けた解釈がなかなか。もっと、音色を大胆に変化を入れても良かったのでは?とも。

3曲目『さすらうガチョの踊り』→やや和音が1曲目に比べて、精密度が劣ったのが些か。1曲目のようにしっかり弾いてくれたら、とも思いました。
燃えあげる響きだけを追いすぎて、最後のグリッサンドのキメが中途半端になったのが残念…★★★★(第2位入賞)

■デュティユー:ピアノ・ソナタ(1947) より 第3楽章『コラールと変奏』

初っ端のコラールから、間が抜けた響きには些か、残念な想い。
また、暗譜間違いか、譜読み違いか判定しかねるが(譜読み間違いの方が強いと思っているが)、かなりコラールの和音(和声)の響きに違いがあり、かなり違和感を感じました。
また、変奏1に入っても(その前の下降パッセージの鋭さも中途半端なため)、2/4拍子のカウントを感じる事が出来ないまま、流れたのを些か。
やや変奏1のテンポが弾きづられ遅れる場面や、変奏2に入る場面で、余計な空間があったり。
変奏2(6/16拍子)でも、左手が明らかにテーマな部分が鳴らせなかったり、遅くなったり、また、譜読み違いだろうな音が並ぶなど、常に不安定さが気になる。
また、変奏3辺りの神秘的な響きに、『溜め』が完全に不足したのも痛かった、、、。変奏4になると、益々、音の切れ不足が目立ち始めたのも些か、、…★★

■ショパン:ピアノ・ソナタ第3番op.58 より 第1楽章

非常に素直な、ある意味、余りお化粧を付けをしないショパンというような印象。が、魅力もある部分もありました。
私、個人は音符が細かく入るパッセージほど、多少時間を取って、次へ…とかの展開を考えるのですが、この奏者は敢えて、流れを崩さないシンプルさを示したショパンと言えましょう。
ただ、所々に違和感のある音が入ってしまう点が些か気になりはしました。
激しいパッセージほど、違和感のある音が入り濁る部分も。
展開部の途中も、旨く誤魔化すように進むのですが、全体像は好感度でも、厳密に楽譜を見ながら聴くと疑問符が残るショパンと言ったところでしょうか、、、。
また、ペダルを深く掛け過ぎるがゆえ、フレーズとフレーズが、本来は僅かな空間があるべきところが、音の響きが繋がったままに鳴らしたのは、少々残念…★★★(第1位入賞)

http://www.youtube.com/watch?v=N7eacufqsDw

■ドビュッシー:前奏曲集第1巻IX.とたえだセレナード、
前奏曲集第2巻XII.花火

とたえだ…では、ちょっと響きが単調なイメージが。
もっと響きの弱い音色が欲しいの(かなりメリハリ感は出していかないと)と、やはり拍が崩れ加減な部分が些か。
中間のソプラノが高らか歌うテーマが、大きなcrese.dim.のフレーズを作って行かなかったのも惜しい。

花火→この曲でも似たような感じで、音色の大胆な使い分けをしていなかった点。
ある程度、音符の数が多いために、間延びしやすい曲でもありますが、出来るだけ、音色に気を使いながら、拍の中で、小回りするイメージを出していかないと。
ロマンぽく弾かれてもおかしいのもあるし。
また、最後のグリッサンドはやり過ぎの感、、、。
花火の消えゆくグリッサンドにしていかないと。
何だか、仕掛け花火がそのまま会場で爆発したようなグリッサンドでした(苦笑)…★★★

■メトネル:おとぎ話ソナタ ハ短調op.25-1 第1楽章

全体的に主張が弱い印象。
全体が同じ音色にしか聞こえない部分もかなりある印象。
テーマを強調するのはいいけど、おかずまで一緒に強調するのは、どうか、、、と。
また、作品の方向性を今一つ掴めていなかったのかも?、、、…★★★

■ラフマニノフ=ワイルド編:春の流れop.14-11、夜のしじまの中でop.4-3

全体的に綺麗なパッセージが流れただけの印象、、、と言ってはいい難いのだけど、ラフマニノフの元の歌曲の旋律をどれだけ理解してるかが疑問に残った演奏。
もし、ワイルド編だけの楽譜に頼ってたら、、、と言うような印象。
どういう事かと言うと、原曲の旋律をガッチリ理解してれば、また違う演奏の筈だし、旋律の明確に引き分ける演奏になるハズだし。
実際、ワイルド自身もキレイなだけでは演奏していないと思うのです。
ワイルド編は、もっと旋律に対して対旋律の遊び心を沢山入れた編曲物が多いのも特徴的ですが、難しさに捕らわれては、いけないのも重要。…★★

□A2カテゴリー
(40歳以上で、音楽教育を専門に受けた者と一般者)

■リスト:ハンガリー狂詩曲第11番

最初の序奏に大胆な変化があるような解釈があれば、、、と思いながら聴いていましたが。
全体的に、もたつくのと、パッと切り替える場面が切り替えられず、テンポの運びも遅かったのが些か。
後半の部分も、もっと土臭いように遊び心を出して欲しかったと思います…★★

■ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番op.36(1931年改訂版) より 第1楽章

丁寧にはさらった痕跡が伺えるのは感心するのですが、大胆に歌う粘りのある響きと歌い回しという点では、完全に日本人のラフマニノフな印象。
やはり、ロシア作品の場合、大胆に重厚な響きではあるけど、深い響きで、しかもホールに響く音色をどう弾いて行くか。
楽譜には書いていないアイデアも、些か必要な場合もあるだけに、優等生っぽい、ちょっと、ツェルニーのようなイメージを覗かせる部分もあったりして、ラフマニノフ風に演奏しているものの、響きが全体的に似たような響きが、些か飽きると言うと語弊もあるかもしれないですか、この曲を好んで弾いたホロヴィッツなどや他のロシア系のピアニストなどを聴くと、やはり、ピアノを鳴らす技術が物足りない印象が残ってしまいました…★★★

■リスト:ハンガリー狂詩曲第8番

最初のカデンツァ風な序奏が、素直な感じで弾いてるので、(多分、私が弾いたら違うとは思いますが)ややツェルニーのエチュード的な発音に近いですが、年齢的な色気もあったりしていい部分もあるのですが、後半の左手の鳴らし方が異様に鳴らし過ぎるのが気になりました。
伴奏のパターンになると、バランス的にやや煩い感じが否めなかったです…★★★★

■リスト:ハンガリー狂詩曲第12番

非常に、レッスンで言われた解釈を間に受けたような真面目な印象。
序奏も、ホントに見事なくらい癖が少ない感じですが、泥臭さくらいあった方が、この曲の面白みが出るのですが、終始、ツェルニーのエチュードが続いたような感じが拭えず。
何か自発的な意欲性がある、シフラのような、ああいう一癖二癖があって、臭い臭い音楽を奏でてくれた方が良かったのに、、、な印象でした…★★★★

■シューマン:ダヴィット同盟舞曲集op.6 より 第1〜5,8,9曲

全体的にやや重い運びのイメージ。
私個人のイメージは、もっと活気を持って、前へ前へと行って欲しいイメージ。
奏者は多少、躊躇な感が拭えず。
また、大胆な変化の付ける部分が、やや違うイメージも有りました。
基本的に『アジタート』な部分を積極的に出していかないと、シューマンらしさが出て来ないのも特徴。
ショパンならエレガントをより保持する部分がありますが、シューマンは、どちらかと言えば、アジタートな部分を出して行く方が大事だと思うのです。
ショパンは楽譜に書いた事にアゴーギグさえ、マスターすれば演奏の骨格も作りやすいですけど、シューマンは、アジタートが重要で、やや理性や知性よりも感情のまま赴く動的な音楽を、自ら作っていかないと味が出てこないと思うのです。
我が家に先日、調べたら57種類のCDの演奏が出て来ましたけど、やはり、アジタートな演奏をしてるのも中は結構有ります。
シューマンは文学の世界が反映しながらとか言われてますけど、人間の熱い想いを音にした作曲家でもあるので、その点を如何に、自分らしさを織り込むかが課題にも思いました…★★★(第1位)

http://www.youtube.com/watch?v=QovH9sNxoqY

■プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番『古い日記から』op.28

全体的に平坦な鳴らし方が続く印象。
最初の部分なども、きびきびしたリズム感のある響き、や、和声の進行に僅かな変化がある箇所は、音色を替えていかないとな、印象。
また、テンポの設定に流れを感じないのも些か。
また、途中、響きが浮つく部分が残念にも思いました…★★

…昼食…

お金も無かったので、銀座1丁目のマクドで、携帯クーポンで。(写真*3)
そそくさと食べて、会場へ戻る。

□B1カテゴリー
(39歳以下を対象に、音楽専門教育を受けていない者、一般者のみ)

お昼から聴いたB1カテゴリーは、非常に技術的に高い、言ってみれば、練習に練習を重ねた言わば、一歩間違えば、コンピューターのような、
CDなどを聴かされてるような演奏が多かったのも特徴的だった今回。
私が四半世紀前に聴いてた、東京芸術大学や桐朋学園大学音楽学部の卒業試験演奏会のような、ああいう、レッスンで叩き上げ切った演奏が多かったように思います。

■モンポウ:前奏曲第7番+
モンポウ:内なる遠さ より 1.哀歌,5.悲しい鳥,9.ジプシー

自分らしさを大切に打ち出したプログラミングとも言えましょう。
安らぎを与える楽曲構成はお見事の一言。
『前奏曲』では、響きのキレさが今一つな部分も感じられましたが、何よりも手慣れた感触で演奏が流れ、
『内なる遠さ』では、非常に時間の演出を大事した演奏が印象。
これに、もっと、ピアノを鳴らす技術をもっと明確に提示してくれると、なのだが、やや姿勢が丸くなるのと、背筋を伸ばさないような奏法なため、また、鍵盤に喰らいつくように弾くので、些か、音に深みを感じる事が無かったのが惜しい…★★★★★

■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番op.31-3 第1楽章+
ラヴェル:水の戯れ

総じて、強く印象に残ったのは、打鍵を発する発音の音色の豊さ!
フランス人の奏者ですが、まず、スタンウェイのフルコンの、鳴らし方を凄く知っている鳴らし方!
音を何より遠くに飛ばすような、ホールの後ろまで響くような音の明快さには、ハッ!?とする部分も有りました。
ただ、遠くへ飛ばす発音に対して、やはり日本人と違うのが、ガッチリに発音をする日本人とは明らかに違う弱点も。
ベートーヴェンでは、やや自由奔放な部分もあり、日本人の演奏の感覚の違いもあったりして、やっぱり明るい色の色彩豊かなベートーヴェン像。
日本人はドイツ系から影響を受けた演奏が支流なので、その点の好みが分かれる所かも。
ラヴェルでは、やはり透明感のある豊かな音色が耳に残りました。ただ、やはり打鍵の甘さも同時に兼ねたのもあって、締まりが一つ足りない演奏が少し残念に思いました…★★★★

…続く…その2へ…

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